【本記事の内容】
・糖質制限は正しく行えばリバウンドしにくい理由
・糖質制限で重要な「タンパク質」と「食物繊維」がリバウンドを防いてくれる
・リバウンドした後に糖質制限を再開しても痩せない原因とそれでも痩せるために行いたい3つのこと
・リバウンドしない糖質制限の終わらせ方
【本記事の信頼性】
当サイト「YASERU」は糖質OFFアドバイザーの有資格者が運営・執筆しています。
この記事を読めば、糖質制限がリバウンドしにくい理由がわかります。
糖質制限は正しく行うことができないと、リバウンドしやすい体になっていってしまいます。
糖質制限中から正しく取り組んで、リバウンドしない体づくりの仕方を身につけていきましょう!
糖質制限がリバウンドしにくい理由
はじめにおさえておきたいのが、糖質制限のルール。
基本的なルールは2つです。
①主食を抜くこと
②タンパク質と食物繊維をたっぷりとる
糖質制限をしているつもりでも、食事制限をしてカロリーを制限してしまっていることがあります。
カロリー制限をしていると、リバウンドしやすい体になってしまうので注意が必要です。
では、カロリー制限と糖質制限では、なぜリバウンドのしやすさが違ってくるのでしょうか?
痩せる体を作るための『筋肉の基礎代謝量』
人の体は動いていないときでも基礎代謝を行なっています。
例えば、呼吸をするだけでもエネルギーを消費しているのです。
1日のエネルギー消費量の中で、基礎代謝量は60%と言われています。
その基礎代謝量の中の20%が筋肉によるエネルギー消費なので、
筋肉があるほど、それだけでエネルギーを消費してくれることになります。
つまり、筋肉をつけておけばそれだけ減量が楽になっていくのです。
カロリー制限と糖質制限の違い
カロリーの高い肉や魚を控えると、摂取するタンパク質が減ってしまいます。
タンパク質が減ると、筋肉量も減っていきます。
筋肉量が減ると基礎代謝が下がって、エネルギーが消費しづらくなり、
痩せにくい体になってしまいます。
一方で糖質制限では、糖質の少ないタンパク質はしっかり食べていきます。
タンパク質をとることで筋肉量を維持しやすくなります。
筋肉量を維持すれば基礎代謝量が落ちないので、
体がエネルギー消費をしっかりしてくれるので、痩せやすい体を維持することができます。
これが糖質制限がリバウンドしにくい理由です。
リバウンドしないために摂りたい『2つの栄養素』
糖質制限の基本的なルールは
・主食を抜くこと
・タンパク質と食物繊維をたっぷりとること
でした。
糖質制限ダイエットでは、タンパク質と食物繊維をたっぷりとることで
必要な栄養素は確保していくことが重要になってきます。
このタンパク質と食物繊維には、リバウンドを防ぐ上でもそれぞれ重要な役割があります。
まず、タンパク質は基礎代謝量の多い筋肉を維持するためでしたね。
食物繊維にも、とても重要な役割があります。
食物繊維の重要な役割
食生活が乱れていると胃腸の調子が悪くなります。
胃腸の調子が悪い状態でタンパク質中心の食生活にすると、
タンパク質をうまく吸収できなくなってしまって、胃腸がつらく感じてしまいます。
そうなると、痩せにくい体になってしまいます。
そうならないために、食物繊維をしっかりとって胃腸の状態を整えていくことがリバウンドしない体づくりには必須です。
腸内環境を整えるために注意したい『2つのこと』
食物繊維をたっぷりとることに加えて、腸内環境を整えるために注意したいことが2つあります。
食品添加物が腸内環境を悪化させる
スーパーやコンビニのお弁当などは調理済み食品はとても便利ですが
保存料などの食品添加物が含まれていて、腸内環境を乱してしまうこともあります。
自宅で調理することで食品添加物をとらないように気をつけていくと良いです。
調理済み食品を買う場合は、私はいつも原材料の表示を見て、添加物が少ないものを選ぶようにしています。
それでも、だいたいのお弁当や惣菜は食品添加物てんこ盛りで、調理済み食品は買うのをやめることがほとんどです・・・。
規則正しい生活で腸内環境を改善
腸内環境を整えるためには、食事だけでなく規則正しい生活も必要です。
睡眠をしっかりとって、疲れやストレスをためないように注意しましょう。
可能であれば、適度な運動をすることも良いです。
エレベーターではなく、階段で登ってみる。車ではなく、歩いて行ってみる。
これだけでも違ってきますので、試してみてはいかがでしょうか。
リバウンド後に糖質制限を再開しても痩せない『3つの原因』と解決方法
「糖質制限で一度減量に成功して、しばらくするとリバウンドしてしまった。」
「糖質制限を再開したが、前回のように痩せれない。」
という声を聞くことがあります。
その原因は3つが考えられます。
それぞれの解決方法と合わせて見ていきましょう!
原因①:筋肉量が落ちてしまった。
1つ目は筋肉量が落ちてしまっている場合。
糖質制限ではなく、食事制限をしてしまってタンパク質を控えていると筋肉量が落ちてしまっているかもしれません。
筋肉量が落ちてしまっていると、基礎代謝が低下しているので
エネルギー消費が少ない状態になってしまっています。
そうなると、前回よりも痩せるハードルが高くなっているので、同じことをしても痩せないということになってしまいます。
筋肉量を増やして基礎代謝量を上げていきましょう。
原因②:腸内環境が悪化している
腸内環境が悪化していると、タンパク質中心の生活にしても
タンパク質を消化吸収できなくなっているということも考えられます。
悪玉菌が腸内にたまっていると、消化されたものを体内にため込みやすくなっているかもしれません。
腸内環境を整えていくことが必要です。
食品添加物が含まれている調理済み食品を控えて、生野菜を積極的に食べるなど
食物繊維をたっぷりとっていきましょう。
原因③:元の食生活に戻してしまった
糖質制限ダイエットで1日に摂取する糖質量を60gにして減量に成功しても
以前の食生活に戻してしまったらリバウンドしてしまうかもしれません。
糖質制限の1日の糖質量についてはこちらの記事でもお伝えしていますので、参考にされてみてください。
>>糖質制限ダイエットで成功する”1日の糖質量”とは
当サイトでは、スーパー糖質制限で減量したあとはロカボでゆるやかに糖質制限を続けていくことをおすすめしています。
主食を減らしていたところを、たんぱく質と食物繊維をしっかりとっている上でご飯半膳にするなど、
ゆるやかに続けていくとリバウンドしづらい状態をキープしやすいのではないでしょうか。
糖質制限ダイエットの正しいやり方はこちらの記事で解説していますので、続けてご覧ください。